パカコネ◆個人企画【闇電】

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四月テーマノベルはシングルのみ受付中です。

それにあわせて、『混沌へのターミナル』のテーマに準拠したシングル向け個人企画【闇電】を考えてみました。

ざっくり説明すると、「駅を模したナイトメアにダイブ。八両編成の電車の最後尾から乗車し、内外から現れる夢魔を倒しながら先頭車両を目指す。車掌室にあるバックドアを破壊すれば解決」というシンプルな内容です。

PCさんのご都合に合わせて内容のアレンジも歓迎です。

●闇を走る悪夢の列車

　瞑目する。深呼吸。身体から力が抜ける。意識が沈む――|接続《ダイブ》。

　自分の形が、昼から夜の姿へと作り替わる。手にはIAの確かな感触。

　瞼を開けると、そこは駅のホームだった。

　ただし、存在するのは約二メートル四方のスペースだけだ。黄色い点字ブロックと停車位置を示すラインがなければ、その狭い床が駅のものであると気がつくのは難しかっただろう。頭上にだけ存在する天井の電灯が、不吉に点滅している。

　周囲は闇に包まれていた。

　身を乗り出すようにして視線を巡らせても、上下左右、どこにも果てがない。奥行すらわからぬ暗闇に、平衡感覚が狂う。ぐらりと揺らぎそうになる身体を、慌てて引き戻す。

　このヴィネットのような空間から身を投げ出してしまえば、命の保証はない――そんな、本能的な危機感を覚えた。

　とはいえ、本当に小さな空間だ。検分もすぐに終わってしまう。夢魔の姿も、バックドアらしきものも見当たらない。

　途方に暮れたこちらを嘲笑うように、警笛が鳴り響いた。

　咄嗟に身構えると、闇の奥、見たことのあるようなないような電車が見えた。失速し、ゆるやかに目前を横切るそれに、何とはなしに車両を数える。

　一、二、三…………八両編成。

　窓から、おぼろげな人影が見て取れた。当然、尋常の乗客ではあるまい。

　床の停車位置ラインの目の前へ最後尾の車両がぴたりと停まる。

　ドアが、音もなく開いた。

　一人分のホームに佇む、たった一人の乗客が乗り込むのを待っているのだ。

　全身に、不穏な沈黙が伸し掛かって来る。

　乗車以外の選択肢は無いようだ。

　覚悟を決め、一歩を踏み出す。

　列車はダイバーを迎え入れた途端、ドアをしめ、走り出した。

　暗闇のなかを、 次第に速度をあげていくーー。

◆概要

ナイトメアにダイブした時点から始まるシングルノベルです。

おまけノベルは原則、文字数アップオプション扱いになります。

以下のいずれかがあてはまるような方にオススメです。

・『混沌へのターミナル』に参加したいけど、ネタが浮かばない

・戦闘シーンのまとまった描写がほしい

・夜の姿やIAを描写してほしい

・ダイブや夢魔との戦闘に対する心情を語りたい

・まだ不慣れなので単純なダイブで雰囲気を知りたい

◆内容

階段も出口もない、駅の一区画を切り取ったような場所にダイブします。

そこへ、八両編成の電車がやってきます。

電車の最後尾から乗車し、内外から現れる夢魔を倒しながら先頭車両を目指します。

無人の車掌室に置かれた『車掌の帽子』＝バックドアを破壊すれば解決です。

◆備考

東京インソムニアに通常攻撃の概念はありません。行動方針にあった行・型スキルをご用意ください。

発注文重視で厳密な判定はしませんが、例えば夢魔を倒す描写指定がある場合には小ダメージでもいいので攻撃系スキルをつけてください。

車両を破壊してもOK。ただし、なにがあっても止まりません。外は底なしの闇で、投げ出されたらゲームオーバー。

快勝、辛勝、大きな負傷、スキルによる中断、バッドエンド、 いずれも歓迎です。

夜の姿のイラストがある場合は、参照画像に設定して頂けると助かります。

ご検討宜しくお願い致します！

◆企画タグ（発注文冒頭にご記載ください）

【闇電】

◆発注テンプレート

ご使用は《任意》です。発注文に迷った際の目安としてお使いください。

不要な項目があれば、適宜削除してください。

各項目は文字数削減のため、発注文内では数字だけでＯＫです。

１：ダイブ直後の心境・台詞

▼例

（ひとりで平気だと思ったけど、やっぱり仲間を集めるべきだったかも……）不安げ

「敵はどこですの？！」好戦的、意欲満々

２：夢魔のタイプ（お任せや例以外のご指定も歓迎）

▼例

・A『人型』

見た目はごく普通の人間だが、意思疎通は不可能。怪力、ナイフ、包丁等で攻撃してくる。倒すとべしゃっと液状になる。

PC自身や知り合いそっくりの夢魔が出てきて～等のご指定OK。

・B『ゾンビ』

いわゆるゾンビ。攻撃力は弱いが、打たれ強い。

・C『触手』

窓の外から巨大なタコ足的なものが襲ってくる。

・D『電車自体』

つり革が伸びてムチのように襲って来たり、車両が変形して押し潰そうとしてくる。

３：戦闘中の心境・台詞

▼例

「まさに悪夢だ……」人間そっくりの夢魔に、倒すのを躊躇する。

「こういうホラー映画あったよね！」嬉々として倒す。

４：バックドア発見～破壊時の心境・台詞

▼例

「やっと……終わりだ」安堵しつつ破壊。

「いぇーい、ゴール！」ゲームクリアした感覚で陽気に。

５：戦況（ご指定をもとに敵の強さや数を調整します）

▼例

・ばったばったなぎ倒し、余裕で先頭車両へ。

・苦戦し、大きなケガを負うがなんとか解決。

・一人では限界だと判断し、スキルを使って現実世界に脱出。

６：夜の姿やIAに関する補足（キャラシに付け加える事柄がある場合）

７：備考（ご要望、キャラ情報、セリフなど）

コピペ用テンプレ（使用は任意／発注の際、質問部分は数字のみでOK）

１：ダイブ直後の心境・台詞

７：備考（ご要望、キャラ情報、セリフなど）